退去費用14万円が65,000円になりました
退去費用14万円が65,000円になりました
札幌市白石区で築30年 木造2階建ての2LDK 入居1年8カ月の退去立会い依頼がありました。
お客様は事前に持ち主から退去費用で16万円かかるよと言われ、当事務所に問い合わせがありました。
昨日部屋を確認しましたが、借主負担で直さなければいけないところがありましたし、入居2年以内で退去しているため敷金の返金もないので5万円から6万円の原状回復費用がかかるような案件でした。
適当な退去費用見積書
持ち主の不動産会社が来て、見積書を、お客様に見せていたのですが、まあビックリです。
工事予定面積に貸主の負担分が算入されているのは、いつものことですが
①通常札幌では壁紙クロスの単価は1000円ぐらいなのですが1800円でした この仕事をして初めて見た単価です。
どういう材料を使うのか聞いたのですが、今と同じ商品だと間違いなく工事業者からは800円以下で見積書が出ているはずなのに倍以上の請求金額なのです。
クッションフロアの単価も6000円でした、普通4000円ぐらいなのに見積金額をかなり高く請求しています。
普通はもう少しわからないように、他に項目を足したりするものですがあまりにもあからさまな見積書に、もう少しわかないように上手く、見積書を作成したらと思いました。
②減価償却を行わなかったり、減価率が違うことはあるのですが自分の過失でつけた下記のクッションフロアの汚れは減価率が0だと、他の壁紙クロス、クッションフロアは減価償却があるのに、どうして自分の過失でしたクッションフロアだけが減価償却が無いのか聞いたのですが、そういう決まりだと
国土交通省の賃貸住宅の原状回復費用をめぐるトラブル事例とガイドラインに書いてあると
え~ そんなのどこに書いてあるのと聞いたのですが、そんなことも知らないのかと、言われました
マジで!と思いましたが、故意、過失、善管注意義務は借主負担で壁紙クロスは減価償却対象の対象なのですが今まで聞いたこともない、新しい考え方を勝手に作ったのです。
借主さんが退去費用の価格交渉をしました
その場でお客様が交渉し結局14万円の見積金額が65000円で決まりました。
お客様に突然貸主から見積書の半分でいいよと提案があり、そこからお客様が交渉しあと5000円引いてもらい6万5千円でした。
もともと見積書の金額が倍ですので、半分で私の作成した原状回復費用の査定金額より、少し高い程度でしたが、
今回の退去立会いは、あまりにも適当な退去費用見積書と減価償却の嘘の考え方が、過大な請求金額の原因でした。
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